水道水とウォーターサーバーの安全性を比較!おすすめや選び方はどうしたらいい?

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「お水は毎日、口にするものだからこそ、安全性にこだわりたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。日本の水道水は世界的に見ても高品質といわれていますが、「どのくらい安全なのだろうか」と疑問を抱く人も少なくありません。

飲み水を用意する方法として、ウォーターサーバーの導入も選択肢のひとつです。そこで本記事では、水道水とウォーターサーバーの安全性について、分かりやすく解説します。
ウォーターサーバーを選ぶ際のポイントや種類の違いについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

日本の水道水のメリットとデメリット

浄水場の画像

まずは、私たちにとって一番身近なお水でもある日本の水道水の安全性について、様々なデータをもとに紹介します。

水道法に基づき管理されている

日本の水道水が安心・安全といわれるのは、「水道法」によって水質基準が定められているためです。※1

また、自治体によっては、安全性やおいしさをより追求するために独自の基準を導入している場合もあります。例えば、東京都水道局では、以下の7項目を「あんぜん・あんしん水質指標」として定めています。※2

あんぜん・あんしん水質指標
 1  水質基準適合率
 2  残留塩素安全確保率
 3  放射性物質不検出率
(放射性ヨウ素131、放射性セシウム134及び137)
 4  農薬類不検出率
 5  総トリハロメタン目標達成率
(トリハロメタン4物質の合計)
 6  有害金属目標達成率
(水銀、鉛等6項目)
 7  有害有機物目標達成率
(ベンゼン、トリクロロエチレン等7項目)

このうち1・2は水道法で定められた基準の必須項目で、3~7は東京都独自の目標です。なお、達成状況は、東京都水道局の公式Webサイトで公開されており、誰でも確認できます。

PFAS問題

水道水の安全性に関して、ニュースで取り上げられることも多い「PFAS(ピーファス)」。
PFASは、主に炭素やフッ素から作られた有機フッ素化合物の総称で、かつては日用品のコーティング剤や包装材、消火剤等に様々な用途で使用されていました。
現在は使用を中止する動きが広がっていますが、分解されにくい性質があり、自然の中に残り続けるため、環境に影響を与える懸念が指摘されています。※3

近年、全国各地で水道水から基準値以上のPFASが検出されることがあり、住民への影響や行政の対応に注目が集まっています。ただし、PFASが人体へどのような影響を与えるかについては、はっきりと分かっていません。
現状や対策については、国や各自治体の公式webサイトを確認しましょう。

水道管の劣化

水道水は、水道管を通って各家庭や店舗、事業所等に届きます。水道水を作る浄水場で水質基準をクリアしていても、劣化した水道管を通ることによって品質が低下してしまい、人体への影響が出ることが懸念されています。

日本では1980年代ごろまで、鉛製の水道管が広く使われていました。当時設置された水道管はすでに耐用年数を超えたものが多く、経年劣化によって水道水に鉛が混ざり、水質に影響を与える懸念があります。※4

ウォーターサーバーのメリットとデメリット

浄水型ウォーターサーバーlittaの画像

安心・安全な飲み水を確保するためには、ウォーターサーバーを導入するという方法があります。ウォーターサーバーの安全性についても確認しておきましょう。

宅配水型ウォーターサーバーのお水の品質

ウォーターサーバーにはいくつか種類がありますが、広く普及しているタイプは、お水ボトルが自宅に届く「宅配水型ウォーターサーバー」です。
例えば、その中でも多くの方に選ばれているプレミアムウォーターは、採水地や非加熱処理にこだわった高品質な天然水をお届けしています。
口あたりがまろやかで飲みやすく、小さな子どもから高齢者まで、安心して味わっていただけます。

ミネラルウォーターと天然水、RO水の違い

宅配水型ウォーターサーバーのお水の種類は「天然水」や「RO水」等があり、メーカーによって異なります。天然水とRO水の違いは次の通りです。※5

天然水 特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の物理的・科学的処理をおこなわないお水。 「天然」「自然」と記載することが可能なのはこの分類のみで、ミネラル成分の有無によって「ナチュラルミネラルウォーター」「ナチュラルウォーター」と呼ばれる。
RO水 逆浸透膜(Reverse Osmosismembrane/RO膜)で河川水や水道水といった原水をろ過し、極限まで不純物を取り除いたお水。 RO水は、ろ過の影響で不純物だけでなくミネラル成分も除去されるため、純粋なお水に近い状態になり、「純水」や「ピュアウォーター」と呼ばれる。

好みに合ったお水を選択できるのも、宅配水型ウォーターサーバーが持つ魅力のひとつです。

コストがかかる

宅配水型ウォーターサーバーのお水ボトルは水道水と比較すると割高で、一般的には月に数千円ほどのコストが発生します。
お水の消費量が多ければ多いほどコストがかかる点はデメリットだといえるでしょう。しかしながら、昨今はよりお水の安全性や味を追求する人が増え、需要が高まっています。

安全性の高いウォーターサーバーの選び方

ウォーターサーバーには多くの種類があるため、「何を基準に選べばいいのだろうか」と迷うこともあるのではないでしょうか。ここでは、安全に使えるウォーターサーバーの選び方を解説します。

衛生面を意識したウォーターサーバー

ウォーターサーバーを使用する場合は、メンテナンスのしやすさにも目を向けましょう。本体が汚れたり、内部で雑菌が繁殖したりすると、お水の品質に悪影響を及ぼす可能性があります。メーカーによっては、殺菌機能を搭載したモデルもあります。

宅配水型ウォーターサーバー

宅配水型ウォーターサーバーのお水は、メーカーごとに採水地や処理方法が異なるため、より安全性にこだわっているメーカーを選ぶのがおすすめです。

加えて、せっかくコストをかけて宅配型を選ぶのであれば、味わいにもこだわりましょう。口に合うおいしいお水を選択することでお水を飲む習慣がつき、日々の水分補給をサポートしてくれます。

浄水型ウォーターサーバー

浄水型ウォーターサーバーlittaを出水する画像

浄水型ウォーターサーバーとは、水道水を内部のフィルターでろ過するタイプのウォーターサーバーです。水道水の補充方法によって、以下の2タイプに分類されます。

水道水補充型ウォーターサーバー
水道水補充型ウォーターサーバーとは、やかん等で内部タンクに水道水を注ぎ入れるタイプです。コストが比較的安く、初期工事も不要で、コンセントさえあればどこにでも設置できます。
また、宅配水型ウォーターサーバーのように、重いお水ボトルを交換する必要もありません。「試しに一度ウォーターサーバーを使ってみたい」という家庭でも、手軽に導入できます。

水道直結型ウォーターサーバー
水道直結型ウォーターサーバーとは、水栓につないで使うタイプです。自動的に給水されるため、水道水をいちいち補充する必要がありません。

ただし、設置するには工事が必要で、設置場所も限定されます。コストに関しても、補充型と比較すると初期コスト等が若干高めの傾向があります。大量にお水を使う家庭での使用にも向いているものの、一度設置すると簡単に移動できない点には注意が必要です。

安全性を高めるにはフィルター交換が必須

浄水型ウォーターサーバーには、水道水を浄水するためにフィルター入りのカートリッジがセットされています。フィルターの性能や適切な交換周期は、メーカーや機種によって異なるため、「適切なタイミングで交換すること」が大切です。

交換を怠ると、せっかくの浄水機能がきちんと発揮されません。例えば、PFASの除去に対応した高性能フィルターが付いている機種を選んだ場合も、交換を忘れて機能が落ちてしまえば意味がなくなってしまいます。

カートリッジ交換を忘れないためには、自動配送してくれるメーカーや、交換や使用後の処理が簡単な機種を選ぶのがおすすめです。

浄水器やウォーターサーバーでPFASは除去できる?

浄水器や浄水型ウォーターサーバーでPFASを除去できるかどうかは、機種によって異なります。高性能なタイプであればPFASの除去機能を備えていることが多いものの、詳細については確認が必要です。導入前に、除去可能な物質の種類や名称を確認しましょう。

例えば、Loccaの浄水型ウォーターサーバー「litta(リッタ)」、「Slim-RⅡ(スリムアールツー)」、「Locca Smart(ロッカスマート)」は、残留塩素やPFASを含む※29種類の不純物を除去可能です。カートリッジの交換は、littaは8か月、Slim-RⅡは9か月、Locca Smartは12か月に1度でよいため、手間をかけることなく毎日安全なお水を飲むことができます。

※有機フッ素化合物PFASの規制対象物質PFOS・PFOAの除去が可能

コスパで選ぶなら浄水型ウォーターサーバーがおすすめ

浄水型ウォーターサーバー「Locca Smart」の画像

安全性の高いお水を手軽に使いたいときは、ランニングコストが安い浄水型ウォーターサーバーがおすすめです。浄水型ウォーターサーバーには、PFASを取り除ける高性能なフィルターを備えたタイプもあります。

使いやすく高性能な浄水型ウォーターサーバーを導入するには、Loccaのウォーターサーバーをぜひご検討ください。Loccaでは、UV殺菌機能を備えた多くのモデルをご用意しています。コンパクトサイズの「litta」、お部屋に美しくなじむ「Slim-RⅡ」、常温水・白湯も出水できる「Locca Smart」といった機種をご用意しています。

ライフスタイルに合わせて、ぴったりの1台を選んでみてください。

参考文献

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