浄水器とは、専用のカートリッジを使って水道水をろ過する装置です。水道水に含まれる塩素や有機物等を除去したり軽減させたりできるので、水道水をよりおいしく飲みたいという方等に人気です。しかし、「一人暮らしでも浄水器は本当に必要?」と導入を悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、一人暮らしで浄水器を使うメリットや適した浄水器の選び方等を紹介します。浄水器を導入しようか迷っている一人暮らしの方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
一人暮らしで浄水器を使うと、以下のようなメリットがあります。
上記のメリットについて、それぞれ詳しく解説します。
ミネラルウォーターやお茶等、ペットボトル飲料をよく買っている方は、浄水器の導入でペットボトルの購入が不要になります。一人暮らしの場合は、ペットボトルのごみ捨ての回数減少が大きなメリットです。
「大量のペットボトルを捨てるのが面倒」「常にペットボトルのごみがあって部屋がすっきりしない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。浄水器を導入すれば、このような悩みから開放されます。
ペットボトルを購入しなくてよくなるのは、環境問題の観点からもメリットです。プラスチックごみは海洋への流出等が問題になっており、ペットボトルを含むプラスチックごみの削減が求められています。
例えば1日1本ペットボトル飲料を購入していた方が、浄水器を導入してペットボトル飲料を買わなくなると、毎月30本前後のペットボトルごみを削減できます。1日に2本購入するならば、月に60本もの削減につながります。
1日に複数のペットボトルを購入する場合は、その分のコストを大幅に抑えられるのもメリットです。
例えば、コンビニ等で1日300円分のペットボトル飲料を購入している場合、毎月9,000円前後、年間で考えると飲み物代で約108,000円の節約が可能になります。
浄水器は水道水から残留塩素やトリハロメタン等を除去できる装置なので、水道水のにおいを軽減できるのもメリットです。※
日本の水道水はしっかり品質管理されているので、そのまま飲んでも問題ありません。しかし、「残留塩素やにおいがどうしても気になってしまう」という方もいるでしょう。そんな場合は、浄水器を利用するのがおすすめです。
詳しくは後述しますが、浄水器には様々なタイプのものがあります。ウォーターサーバー型の浄水器なら、冷水や温水がすぐに使えるというメリットもあります。ウォーターサーバー型は浄水を容器に移して冷蔵庫で冷やしたり、お湯を沸かしたりする必要がなく、利便性の高い浄水器です。
「お水ボトルの保管場所がない」「お水の受け取りが大変」等でウォーターサーバーの導入を諦めていた方は、ウォーターサーバー型の浄水器を使ってみてください。
浄水器は、使い方によって以下のような種類に分類されます。
それぞれの浄水器の使い方とかかるコストについて、以下で詳しくみていきましょう。ちなみに上記の浄水器は大まかに分けたもので、本来は中身のろ過装置によりさらに細分化されます。
ポット・ピッチャー型は、浄水用のカートリッジがついたポットやピッチャーにお水を入れるタイプの浄水器です。水道に取り付けたり機器を設置したりする必要がなく、手軽に導入できます。冷蔵庫に入れられるので、冷たい浄水を飲みたい方にもおすすめのタイプで、本体は数千円程度で購入でき、2~3か月ごとにカートリッジの交換が必要です。
蛇口一体型は、蛇口自体に浄水用フィルターが内蔵されているタイプの浄水器です。蛇口から浄水が出てくるので使い勝手がよく、蛇口と一体化しているので設置場所の確保が必要ないのがメリット。ただし、蛇口自体を交換しなければならないため、導入コストが数万円から10万円程度かかります。数か月に1回カートリッジの交換が必要です。
ビルトイン型は、キッチン下等に浄水器を取りつけるタイプの浄水器です。 この浄水器の場合、専門工事が必要となるので、他の浄水器よりも価格が高くなってしまいますが、料理やその他の家事全般で使用したい方はおすすめです。またカートリッジ交換頻度が低いのが特徴です。
据え置き型は本体を水道のそばに設置し、水道の元栓や分岐水栓と連結するタイプの浄水器です。様々なデザインのものがあり、アルカリイオン水や還元水素水等を生成できる製品もあります。本体価格は数万円のものから10万円を超えるものまで、製品によって幅があるのが特徴。カートリッジ交換は1年に1回程度です。
ウォーターサーバー型は、ウォーターサーバーのタンクに水道水を補充して使用するタイプの浄水器です。温水と冷水がすぐに使えて、飲み水としてはもちろんお茶やコーヒーを入れたり料理に使ったりもできます。
月額利用料が定額のサービスなら、どれだけ使っても追加費用はかかりません。数か月に一度カートリッジの交換が必要で、交換時期にカートリッジが配送されてきます。カートリッジ代や配送料も月々の利用料に含まれているので、毎月決まった金額で利用できます。
一人暮らしで浄水器を導入する場合、やはりコストが一番気になるポイントでしょう。しかし、価格だけでなく自分が何を重視するのかを見極めてから選ぶことが大切です。
ここでは、一人暮らし視点の選び方を紹介するので、どのタイプの浄水器を導入するか迷っている方は参考にしてください。
先ほど紹介したとおり、浄水器の種類やメーカー、製品によってコストとフォルターの交換頻度が異なります。例えば、ポット・ピッチャー型は本体が安価で導入しやすい反面、フィルター交換の頻度は高めです。フィルターの交換頻度が高いとフィルターの購入費がかさみ、交換の手間がかかります。
水道直結型は毎月のランニングコストがかかり、設置やメンテナンスの際に専門スタッフが訪問します。「スタッフが訪問してくれて安心」と感じるか「対応が面倒」と感じるかは人それぞれです。
ウォーターサーバー型は水道直結型と同様にサーバー代や電気代等ランニングコストがかかりますが、フォルターは数か月から半年に一度メーカーから送られ自分で交換するため、スタッフの訪問は基本的にありません。
このように、タイプによって特徴が大きく異なるため、自分の重視するポイントや生活スタイルに合わせて選んでみてください。
ポット・ピッチャー型や蛇口一体型は場所を取らないので、一人暮らしでキッチンのスペースが限られている人におすすめです。一方、据え置き型やウォーターサーバー型の場合は本体を設置する場所を事前に決めておかなければなりません。お部屋のスペースも考慮して、導入する浄水器を選びましょう。
飲み水としてだけでなく料理にも浄水を使いたい方は、ポット・ピッチャー型以外の一度に多くの浄水を使えるものがおすすめです。
冷水をすぐに使いたいという方は、ポット・ピッチャー型やウォーターサーバー型を選びましょう。温水機能が欲しい場合はウォーターサーバー型、常温でも問題なければ蛇口一体型や据え置き型がおすすめです。
このように、使用頻度や用途によって適した浄水器のタイプが変わってくるので、自分が浄水をどのように使いたいのか改めて考えてみてください。
最後に、一人暮らしにおすすめの浄水器を紹介します。導入する浄水器にお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください。
Locca(ロッカ)は、定額で使い放題のウォーターサーバー型浄水器です。温水・冷水機能があるので様々な用途で利用できて、水道水を利用するのでお水の購入は不要。ウォーターサーバーと浄水器の良いとこ取りができる製品です。
スタイリッシュなデザインで、カラーはホワイトとブラックの2種類あります。どんなインテリアにも馴染みやすいのもポイント。高性能フィルターが塩素・カビ臭・溶解性鉛・有機フッ素化合物(PFOS/PFOA)・トリハロメタン等の28種類の不純物を除去し、安全でおいしいお水が楽しめます。
「一人暮らしで本当に浄水器が必要なのか」と迷っているかもしれませんが、一人暮らしでも浄水器はおすすめです。毎回のペットボトル処理を面倒だと感じている方や、水道水のにおいが気になるという方は、浄水器の導入でそういった悩みを解消できます。
また、浄水器があるとこまめにお水を飲む習慣をつけるのにも役立ちます。健康のためには季節を問わずこまめに水分補給をすることが大切なので、お水を飲む習慣があまりないという方も、ぜひ浄水器を導入してみてください。