水道は、私たちの暮らしに欠かせないインフラのひとつです。お風呂やトイレに使ったり、手洗いや散水に使ったりと、毎日の生活に水道水は欠かせません。その中で、調理や飲用において、水道水に含まれる残留塩素やPFAS(有機フッ素化合物)等が気になり、浄水器を導入したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
今回、浄水器ではどんな物質を除去できるのかを紹介しつつ、浄水器の種類や選び方を解説します。
浄水器について詳しく知りたいときに、ぜひ参考にしてください。
目次
浄水器とは、飲用水を得るためのもので、水道水から残留塩素をはじめとする不純物を取り除く機能を持つものです。※1
水道水に消毒目的で注入されている塩素は、人体に影響を及ぼすものではないものの、「独特のにおいや味が気になる」という人も少なくありません。また昨今では、世界的に有害性が指摘されているPFASが水道水から検出されたこともたびたび報道されています。浄水器は、「水道水から不純物を取り除いて、おいしく安全なお水を飲みたい」というニーズに応えるものです。
市販されている浄水器には、「家庭用品品質表示法」によって適切な「品質表示」をすることが義務づけられています。品質表示の表示項目は、次の10項目です。※1
浄水器を選ぶ際はまず、品質表示をチェックすることが大切です。
浄水器を導入するとき、「どんな不純物を取り除けるのだろうか」「どれくらいの頻度でフィルター交換が必要なのか」等、性能が気になる人も多いのではないでしょうか。ここでは、浄水器の浄水能力について解説します。
浄水器によって取り除ける物質は、メーカーや機種ごとに異なります。全ての機種で共通しているのは、残留塩素を取り除く機能があることのみです。希望に合った機種を見つけるには、浄水能力の高さや、取り除きたい物質が除去できるどうかをチェックする必要があります。
例えば、「Locca」の製品である卓上浄水型ウォーターサーバーの「litta(リッタ)」は、2024年4月現在で業界トップクラスの除去物質数を誇り、29種類もの物質を取り除くことが可能です。JIS S 3201:2019(家庭用浄水器試験方法)に基づく除去物質が17項目であるのに対し、「litta(リッタ)」はさらに12項目をプラスしています。
※当社を含む浄水型ウォーターサーバーを取扱う6社のうち水道水を注いで使用する方式のウォーターサーバーで比較。(2024年1月現在)
浄水器を導入するうえで、何を重視するのかじっくり考えてみましょう。
浄水器には、一般的に「カートリッジ」と呼ばれる部品があり、その中にお水から不純物を取り除くためのフィルターが内蔵されています。フィルターは永続的に使えるものではなく、定期的に交換が必要です。
フィルターの交換頻度はメーカーや機種によって異なり、1~2か月で交換というタイプもあれば、1年ほど保つものもあるため、選ぶ際のポイントとなるでしょう。また、使用頻度や水質によって取替時期の目安が短くなることがあります。
ホームセンターやインターネットショップ等では、様々なタイプの浄水器が販売されているため、どれを導入すればよいのか迷う人も多いのではないでしょうか。ここでは、浄水器の選び方をわかりやすく解説します。
浄水器を選ぶ際は、基本的な機能を知ることが大切です。まずは「家庭用品品質表示法」で義務づけられている「品質表示」等を確認しましょう。重要なチェックポイントをピックアップして紹介します。
品質表示のうち、「ろ材」とはフィルターの種類を指します。主な種類は以下の6つです。
・活性炭
・織布
・不織布
・多孔質平膜
・中空糸膜
・逆浸透膜 ※2
この中でも多いのは「活性炭」「不織布」「中空糸膜」の3つです。
活性炭はヤシ殻等の炭のことで、無数にあいている小さな穴で不純物を吸着します。不織布は織らずに繊維を絡めて作った布のことで、ゴミやホコリ等を除去します。中空糸膜はストローのように中が空洞になったもので、雑菌等を除去可能です。浄水能力を上げるために、複数のろ材が使われている機種もあります。
「ろ過流量」は、浄水器が性能を十分に発揮するための最大吐水量を示しています。この項目に表示されている数値よりたくさんのお水を通すと、不純物を除去しきれない可能性があります。一度に大量のお水を使う予定がある場合は、チェックしておくとよいでしょう。
浄水器によっては、「総ろ過量」が表示されている場合があります。これは、1つのフィルターで浄水できる大まかなお水の量を示しています。総ろ過量を超えたら交換が必要だと考えておきましょう。
1つのフィルターでろ過できるお水の量は決まっているため、お水をたくさん使う家庭ほどフィルターの寿命は短くなります。
既に紹介したように、除去できる物質は浄水器によって異なります。残留塩素のほか、トリハロメタンやPFAS等、気になる物質が除去できるのかチェックしておきましょう。
なお、JIS S 3201:2019(家庭用浄水器試験方法)では、以下の除去対象物質17種類の測定方法が規定されています。
遊離残留塩素、濁り、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルム、シス-1,2-ジクロロエチレンおよびトランス-1,2-ジクロロエチレン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、ベンゼン、総トリハロメタン、CAT、2-MIB、溶解性鉛、陰イオン界面活性剤、フェノール類、ジェオスミン
実際の表示では、それぞれの除去対象物質が除去率80%以上になるまでの総ろ過水量が合わせて示されているため、選ぶ際の参考にしましょう。
浄水器には様々なタイプがあります。自宅に合ったものを選ぶには、浄水能力やフィルターの交換頻度だけでなく、設置場所や予算等も考慮することが大切です。浄水器のタイプごとの特徴を紹介します。
蛇口直結型は、蛇口のお水が出てくる部分に取り付けるタイプです。取付工事が不要で、蛇口のサイズに合うものを選ぶだけで手軽に使えます。コンパクトな分、総ろ過量はそれほど多くなく、こまめなカートリッジ交換が必要です。
ビルトインやアンダーシンクと呼ばれる浄水器は、シンクの下に設置するタイプです。場合によっては設置工事が必要ですが、浄水器本体が隠れるため、シンク周りを広々と使えます。浄水能力は高めで、カートリッジも長持ちします。
蛇口内蔵型や蛇口一体型は、蛇口の内部に小型の浄水器が組み込まれているタイプです。見た目は一般的な蛇口とほぼ変わらず、シンク周りだけでなくシンク下もスッキリします。ただし、ビルトイン浄水器型と異なりカートリッジのサイズが小さいため、こまめな交換が必要です。
ポット型やピッチャー型は、水道水を注いで使用します。リーズナブルな製品も多く、容器ごと冷蔵庫で冷やしたり持ち運んだりすることもできます。カートリッジの寿命はそれほど長くないため、使用頻度に応じた交換が必要です。
据置型はシンクの近くにセッティングするタイプです。大型で本格的な浄水能力を備えたものが多く、カートリッジも長持ちします。大がかりな工事は必要ないものの、シンクの周辺にある程度の設置スペースが必要です。
ウォーターサーバー型は、浄水を内部のタンクにストックできるタイプです。浄水器とウォーターサーバーの機能を併せ持っているのが特徴で、冷水や温水を使いたいときにすぐに用意できます。水道水を手で注ぐタイプと、水道に直結させるタイプがあり、電源が必要です。
水道水の不純物が気になる人におすすめなのが、「litta(リッタ)」の浄水型ウォーターサーバーです。除去できる物質や機能、おすすめポイントを紹介します。
Loccaの浄水型ウォーターサーバー「litta(リッタ)」が取り除ける不純物は、全部で29種類です。JIS S 3201:2019(家庭用浄水器試験方法)に基づく17項目だけでなく、PFASを含むその他12項目を除去でき、アルミニウム、鉄、四塩化炭素等も取り除きます。さらに総ろ過量は800Lで、1日あたり3.3Lを使っても、約8か月にわたってカートリッジを交換する必要がありません。
水道水から29種類の不純物を取り除く「litta(リッタ)」の浄水能力は、業界でもトップクラスです。給水タンクは異物が入りにくい二重構造で、取り外して丸洗いできるため、いつでも清潔に保てます。さらに冷水タンクにはUV殺菌機能が搭載されており、定期的にお水を殺菌します。
幅230mm、奥行347mm、高さ500mmとコンパクトで、置き場所にも困りません。キッチンカウンターやテーブル等、コンセントにつなげる場所ならどこにでも設置が可能です。カラーはホワイトとブラックの2種類があり、インテリアやこだわりに合わせて選べます。
浄水器とウォーターサーバーのいいとこどりをしたこの機種は、タンクに水道水を注いでおくだけで、おいしい温水と冷水がいつでも使えます。温水の温度は約87℃で、お茶やコーヒーを入れるのに使えるだけでなく、赤ちゃんのミルクづくりや離乳食づくりにも便利です。冷水は約5℃と、汗ばむ季節やお風呂あがりにもおいしく味わえます。
「litta(リッタ)」の料金は、1か月あたり2,580円(税込)の月額定額制です。月額費用には、ウォーターサーバー本体のレンタル料だけでなく、8か月ごとに配送されるカートリッジ代や配送代も含まれています。業界最安級の料金で家計にもやさしく、コスパを重視する人にもおすすめです。
※プレミアムウォーターを含む浄水型ウォーターサーバーを取扱う6社のうち、以下の条件で比較し最安の月額利用料との差が10%未満であったため本表記を使用。
<比較条件>水道水を注いで使用する方式のウォーターサーバーのうち、月額利用料が原則定額制のもの/当社対象製品:Slim-R・litta/2024年9月時点
卓上浄水型ウォーターサーバー「litta(リッタ)」について、詳しくはコチラをご覧ください。